今回のトピックは、「ITリテラシーを身に着けるメリット」についてです。

ITリテラシーを学ぶことにどのようなメリットがあるのでしょうか。


【コンピュータを効率的に使えるようになる】
近年のパソコンは、特に難しい設定をせずに、ガイドに従って使用すれば簡単に利用できます。
しかし、そのパソコンを仕事の効率化を図るためのツールとして正しく活用するには、それに適した設定・カスタマイズが必要になってくるでしょう。
さまざまなツールを効率的に活用する上で、ITリテラシーを高めることが出来れば、より生産性の高い仕事が実現出来る、というメリットがあります。

【正確な情報を素早く得られる】
インターネットには、大量の情報が転がっています。
インターネットの情報というのはいわゆる玉石混交、有益な情報もあれば真偽の程が定かではない情報もあります。
そんな大量の情報の中から正しい情報を得ることや、いまの自分に必要な情報を正確に素早く見つけるための「情報収集力」もITリテラシーを学ぶ中で身についていくはずです。

【セキュリティ事故を防げる】
ビジネスでIT技術を活用する場合、セキュリティ知識が必要になってきます。
例えばメールを利用する際には、宛先の確認から始まり、添付ファイルの暗号化・パスワードの設定などがセキュリティ知識として挙げられます。
また、USBやHDDなどの、外部記憶装置の取り扱いにも細心の注意を払う必要があります。
セキュリティ知識を身に着けることは、企業コンプライアンスを強化する上で非常に重要な要素といえるでしょう。

【詐欺被害を防げる】
ITリテラシーが低いことのデメリットとして、詐欺被害にあいやすいという点があります。
フィッシング詐欺(偽のメールを送ってログイン情報や個人情報を盗み出す)や、ワンクリック詐欺(クリックするだけで料金を不当に請求される)などがインターネット上では横行しています。
そのような詐欺被害を未然に防ぐ・また実際に詐欺にあってしまった場合の適切な対処法を知るためにも、正しい知識を身に着ける必要があります。


【ITリテラシーを学ぶとは】
前述の通り、ITリテラシーを高めることには「生産性の向上」「正確で素早い情報収集」「セキュリティ問題の回避」など、さまざまなメリットがあります。
昨今、たくさんの企業でITに対する関心が高まっています。ITリテラシーを学ぶということは、個人のみならず、会社の成長や保守にも関わってくるのではないでしょうか。
IT社会における基礎技術といえるITリテラシーを学び、情報社会の成長に楽しく・正しく向き合っていきましょう。


次回からは実例編として、トラブル例を踏まえながら対策について解説していきます。